『貴女が本当に優れた魔術師になりたければ、森の外に出て様々な経験を積みなさい。
そうね、手っ取り早く経験を積むには冒険者になるのがいいかも知れないわ』
そう師匠に言われて冒険者になった私。
両親も渋々ながら賛成してくれたけど、いきなり挫けそうなの・・・・・・
「セレディカに行くといいって言われたけどこんなに遠いなんて聞いてないよぉ」
森を南に抜けて街に辿り着いた時は
「な〜んだ、けっこう近いんだ!それに凄い人・・・やっぱり街は違うのね」
なぁ〜んて思ったけどそこはバクシードって街だったし。
それから旅すること数日。
私はようやくセレディカに辿りついた。
そして・・・・・・
「・・・・・・人が、いっぱい」
どっちを向いても人・人・人。
大陸最大の都市の名は伊達では無いらしい。
今までの人生でこんなに人が沢山いるところは見たことが無い。
「あ、あの。不屈の闘牛亭って酒場を探しているんです。どこにあるか知りませんか?」
綺麗な格好をしたおねーさんに声をかける。
私の格好を見てクスクスと笑ったおねーさんは、道なりに真っ直ぐ行って突き当たりを右に行くとある、と教えてくれた。
そしてそこから私の冒険者としての日々が始まるのだった。